どうも、とりおやこです。
本号「
ナノブロックプラスをやった方がいい5つの理由」の方で書いたとおり、
プラスは作りやすいブロックです。
それなのに、なぜプラスが難しく感じるのか。
それはおそらく、皆さんの体に普通のナノブロック(以下、「無印ナノ」という)
の作り方が染み付いているからだと思います。
自分も、過去のコンテストなどでいくつか作品を作っていますけど、
ぶっちゃけ「行き当たりばったり」と言うか、
作り方が分からない人の一人だったと思います。
そんな私ですが、アワード2018を前にしてナノブロックプラスをいじるうちに、
なんとなくコツが掴めてきたというか、あまり悩まなくなったので、
私が思うところの「コツ」を披露しておきたいと思います。
あくまでも、私個人の思う「コツ」なので、
皆さんにはフィットしないかも知れませんけど、何かの参考になればと思います。
無印ナノで何かを作るとき、自分はドット絵のような感覚で作ります。
作ろうとするものを平面の輪切りにして、それをドット絵のようにするのが、
比較的オーソドックスな無印ナノの組み立て方じゃないかと思います。
ただ、同じようにプラスを組もうとすると、
プラスはあまりにも大きくて、解像度がすごく低くなってしまうか、
ものすごく大きなものになってしまうので、上手くいきません。
そこで、プラスで組むときには、面を意識すると良いと思います。
プラスの場合、外側の面が無印ナノのようにガタガタになることは少なくて、
ナナメのパーツなどで滑らかになることが多いです。
ナナメも含めてどういう面を作っていくかイメージできれば、
作品はほぼできたと言っても過言ではありません。
「アイロン」は、全体の「面」を意識しながら作りました。面の話で書いたとおり、ナナメを使うことがすごく多いのがプラス。
ぶっちゃけ、ナナメこそがプラスのアイデンティティで、
ナナメをどう使うかというのが、作品の肝と言えます。
なので、作品を考える時も、ナナメを中心にするといいです。
題材を思いついたら、ナナメをどこに使うか考えればいいし、
題材を探すときにも、ナナメが映えそうなものを選ぶといいです。
また、ナナメのパーツをいじっていると、
いろいろな形が作れることが分かります。
ナナメパーツは、無印ナノと使い方が全く違うので、
プラスのナナメに慣れることが、プラスに慣れることにつながります。
「目薬」は、ナナメで色分けしたくて作った作品です。無印ナノを作るとき、まず考えるのは「色」で、
色の組み合わせさえちゃんとしていれば、それなりに見えるものだし、
形の細かい部分は、組んでいく中で考えればいいことです。
プラスで同じようなことをしようとするには、プラスの色数は少ないし、
場合によっては、パーツが足りなくなることもしばしばです。
「使いたい色に使いたい形のパーツがない」ということは、結構あるんですが、
そういうときは、色を気にせず組んでいくのに限ります。
最終的には、ちゃんとした色にしないといけないんでしょうが、
それは形ができてから考えればいいこと。
無印ナノを作っているときでも、最初から良い組み方はできないので、
途中で1×1を足したりしますよね?
それと同じで、とりあえず形だけを考えて雑に組んでいけばいいんです。
というわけで、ナノブロックプラスに慣れていない人に向けて、
ナノブロックプラスを組むためのコツを書いてみました。
ひょっとすると、全く刺さらない内容かも知れませんが、
誰かが何かに気づくきっかけになればいいと思うし、
アワードへのエントリーが一つでも増えると嬉しいです。