どうも、とりおやこです。
前回に引き続き、「ピカチュウを作る」ということをもとに、
オリジナル作品を作るときのコツなんかを考えていきたいと思います。
さて、前回は平面のドット絵でピカチュウを書くところまでやりました。
ここから、どうやって立体にしていくかと言うと、
ある意味、パズルのようなものだと思って下さい。
とりあえず、完成形から見ていただきます。
平面と比べると、鼻から口にかけての部分を出っ張らせて、
ほっぺたの部分を引っ込ませている感じです。
このとき、鼻の部分の2ポッチ幅が出っ張ることになりますが、
鼻を2幅をそのまま出っ張らせてしまうと、
鼻の穴感がすごいので、ちょっとイメージが狂ってしまいます。
つまり、鼻の出っ張りはニコイチで確定。
(特殊パーツはないものとして話をします)
そして、ニコイチは単独では顔と繋がりませんので、
鼻と顔とつなぐための部分として、2×2以上のパーツが、
ニコイチの下に配置されることになります。
目を角に配置して、その下にニコイチがありますから、
このあたりの結合が、自ずと決まってきてしまいます。
(この部分だけ半ポッチ分ずれるので)
参考として、目の段から下3段分の平面図を見ていただきましょう。
※太線はニコイチを示しています。
目とその下の部分は、この図面上だとどこにも結合してませんが、
たぶん、この組み方しかないと思います。
平面から立体にする作業の中では、選択肢がいくつかあって、
例えば、目の下にニコイチをつなげた部分などは、
目の下を半ポッチ分だけ前に出さずに、
そのままストンと落とすことも考えられるでしょう。
その辺は実際に組んでみてということになりますが、
実際に組んでみると、正解の形が見えて来るので、
その形に向かって、ブロックとして組み上げられる正解を探して、
パズルをしていくという作業になります。
あと、実際に組んでみると分かりますが、
最初に平面のドット絵と比べたとき、立体は少し違ってくる場合があります。
というか、大体の場合は違ってきます。
(このピカチュウは同じですが)
最初のドット絵は、ぶっちゃけ「とっかかり」だと思って下さい。
さんざんポケモンを作ってきた自分でも、
最初の部分を作るとき、何もなしにつくることはあまりないです。
まして、普段あまりオリジナルを作らない方は、
何をどうやっていけば分からないと思いますから、
一歩目を踏み出すための「とっかかり」が、ドット絵なんです。
とりあえずドット絵を描いてみて、目の幅とか、ポイントとなる部分を押さえておけば、
立体にしたときに、大きくぶれることがないんですよね。
ちなみに、顔だけの説明をすると「体の方は?」という方もいらっしゃるでしょうが、
体はテキトーに組んでみてください(笑)
いや、マジでテキトーに組んでも、それほどおかしくなりませんから。体は。
というわけで、オリジナル作品はとっかかりさえあれば何とかなるし、
人や生き物なら、顔さえできればそれなりになりますから、
小さいものからでもチャレンジしてみてください。
それでは。