nanoblock DE ヒーローを作ろう番外編 ~海洋合体カイジンオー~
今回はちょっと趣向を変えて、2016年度ナノブロックアワードに投稿したオリジナル合体ブロック
ロボット、「海洋合体カイジンオー」(以下カイジンオー)を紹介したいと思います。
今回のアワードにおいて5つの作品を作りましたが、一番力が入ったのがこの作品です。
このカイジンオーは、海の大型生物がモチーフの5台のメカが完全変形(パーツの差し替えをしない変形、
パーツをバラして組み直さない変形という意味)&合体してロボットになる、というコンセプトで
作りました。
こちらはカイジンオーの胴体になるホエールビークルです。
モチーフはシロナガスクジラ、マッコウクジラ、ザトウクジラあたりです。
ロボットの核となる部分だったので、作成に最も時間がかかりました。
ブロックで可動となると、色んなことを計算しながらちょっとずつブロックを組まねばならず、普段
使わない脳の部分を沢山使った気がします。
こちらはカイジンオーの両腕になるジンベエビークルです。
モチーフはジンベエザメです。
シルエット、変形機構、合体機構ともに5台の中で一番気に入っています。
これを作成した時は、ロボットとなったときの全体的なバランスはあまり考えずに作っていたので
初めて合体の仮組みをしたときはドキドキでしたが、うまくはまってくれて安堵したのを覚えています。
こちらはカイジンオーの両脚になるオルカビークルとシャークビークルです。
モチーフはシャチとホホジロザメです。
変形機構、合体機構は同じですが、頭部の形状や背びれの形で差別化を図っています。
作成当初は、ホエールビークルやジンベエビークルに比べれば簡単に出来るだろうとタカをくくって
いましたが、なかなかに難産でした。が、その分納得いく仕上がりになりました。
こちらはカイジンオーの頭部になるドルフィンビークルです。
モチーフはイルカです。
変形機構と合体機構は割とはっきりしたビジョンがあったので作成自体はそんなに時間がかから
なかったのですが、実際に合体させたときにかなり大きい頭部になってしまい、可動構造はそのままに
無駄な箇所を削る、という作業にかなり時間を費やしました。
ここまで紹介した5台のメカを変形&合体させると、ごらんのような合体ロボット、カイジンオーが
出来上がります。
初めて合体させてみたときの感動ったらなかったです。童心に帰る、とはこういうことかと実感しました。
完成から1ヶ月以上経ちますが、今だに週に1,2回くらい保管している箱から出して合体⇔分解をして
ニヤニヤしたりしています。だって楽しいんです、本当に。
最後は武器を持たせた画像です。武器のイメージは銛(もり)ですね。
とにかくやりきった作品です。よっぽどのことがなければ解体はしないと思います。